チュメルトが退団、お別れの言葉
昨季いっぱいで契約満了となったエライ・チュメルト(28)がイタリア・セリエAのトリノと契約したことが公式発表され、バレンシアからの退団が決まりました。

昨季後半戦に救世主のような活躍を見せてプリメーラ残留に貢献したチュメルトについては、クラブが活躍を評価して契約延長オファーを出すのでは、という報道が出ていました。実際にファンからもチュメルトの残留を望む声が上がっていました。
ただ、チュメルトが自身二度目のワールドカップに参加中だったため、動きのないまま6月が終わりました。それでもクラブがこのスイス代表DFの退団を公式発表していなかったことから、大会終了後の動向が注目されてきました。
しかし、最終的にクラブはチュメルトにふさわしい新契約を提示できなかったようです。チュメルト本人は残留を希望していましたが、クラブからの公式発表もないまま静かに退団することになりました。

チュメルトは自身のSNSに、お別れのメッセージを掲載しました。
「バレンシアニスタの皆さんへ
お別れの時が来ました...。このクラブ、この街、そしてそこに集まる皆さんは、私の心の中の特別な場所にあったので、この別れは私にとって本当に感傷的なものです。これからも皆さんと共にもっとたくさんの素晴らしい時間を分かち合えるのではないかという、小さな希望を最後まで持ち続けていたので、この言葉を書くのは決して簡単ではありませんでした。しかし、残念ながらサッカーでは別々の道を歩まなければならないこともあります。
まずは、私にヨーロッパ屈指の名門クラブでプレーする機会を与えてくれたバレンシアに心から感謝したいと思います。このエンブレムを身に付けて、私たちのメスタージャでプレーできたことを、私は心から誇りに思っています。バレンシアのユニフォームを身に着けていた全ての時間、一瞬一瞬で、このクラブのために常に100%の力を尽くそうと努力してきました。私の目標は常に、バレンシアで成功を収め、クラブにとって重要な存在になることでした。すべてが再び動き始めようとしていた今、クラブも私も、双方がそれを実現しようと努力を重ねましたが、それは叶いませんでした。時にサッカーとはそういうものです。どうしても実現する運命ではないこともあります。
チームメイト、監督、コーチングスタッフ、そしてクラブを支えているすべてのスタッフの皆さんに、心から感謝します。このクラブでの毎日は私にとって本当に素晴らしい時間でしたし、このクラブで素晴らしい人たちに出会うことができました。皆さんの今後の活躍を心から願っています。
最後に、ファンの皆さんに私の気持ちをお伝えしたいと思います。
私はいつもこのエンブレムを誇りをもって身に付け、持てるすべてを懸けてこのシャツを守ってきました。どうか信じてください。私の目標は、いつでもバレンシアを本来いるべき場所――ヨーロッパのトップクラブへ導くことでした。残念ながら、私の在籍中にそれを成し遂げることはできませんでしたが、このような素晴らしいファンの皆さんが支えている限り、クラブが再び輝かしい瞬間を迎える日が必ず来ると、私は確信しています。最初の数か月は、私にとって新しいリーグとこのクラブに慣れる時間が必要でした。在籍中は多くの浮き沈みを経験しました。辛抱強くチャンスを待たなければならない時期もありましたが、それもサッカーの一部です。そして昨冬、私は自分の本当の力を証明し、このクラブとファンの皆さんのためならすべてを懸けて戦える選手であることを示す機会を得ました。
ファンの皆さんにも心から感謝を申し上げます。皆さんは、良い時も悪い時もいつも私を支えてくれました。そのことを私は生涯を通じて感謝し続けます。そして今、一つだけ皆さんに断言できることがあります。今日から、私はずっと皆さんの仲間のひとりです。
皆さんは新たなバレンシアニスタを迎えました!
メスタージャと、このクラブは最高のものを受けるに値します。
皆さん、愛してます!
ありがとう!そして、sempre Amunt Valencia!」

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エライ・チュメルト (プロフィール)
