昨季途中からBチームを率いているセルヒオ・ベントーサ監督が、チームの成績不振により昨日解任されました。

スーペルデポルテによると、火曜日の11時にブラウリオ・バスケスとファン・サンチェス、セルヒオ・ベントーサ監督の3人でミーティングが行われたそうで、そこで解任が告げられたとの事です。

ベントーサ監督は昨季バレンシアのフベニールAを率いていましたが、成績不振で解任されたビセンテ・ミル監督(現エルチェB監督)の後任として、12月よりBチームの監督に就任。すると、就任後21試合で9勝7分5敗という成績を残し、降格圏に居たチームを見事に浮上させ、残留に導きました。

その実績が買われて1年の契約延長を勝ち取りましたが、今季はここまでの11試合でリーグ最多の22失点を喫し、1勝(4分6敗)しかあげられていませんでした(その1勝も最下位のジェクラノからあげたものです)。

ただ、クラブはベントーサ監督を解任したものの、彼の選手育成の手腕を高く評価しており、引き続きバレンシアのユース世代の育成を任せたいと、クラブに残ってほしいというオファーを出したそうです。現在、ベントーサ監督の返事待ちの状態です。

ベントーサ監督の後任には、パコ・ロペス氏(45)が就任するとの事。パコ・ロペス氏はユース時代にバレンシアのカンテラに在籍しており、プロとなってからはエルクレスやレバンテ、カステジョン等でプレーしました。現役引退後はカタロハやアルコジャーノなどバレンシア州内のいくつかのクラブの監督を務めました(アルコジャーノ時代にはチモ・フォルネルを指導しています)。

また、パコ・ロペス新監督がトニ・ロペス氏をセカンドコーチとして連れてきたため、これまでBチームのセカンドコーチを務めてきたバレンシアOBのカマラサも、ベントーサ監督と共に現職を離れる事になりました。