エルクレスがミチェルの正式獲得を希望
2部リーグのエルクレスが現在バレンシアからレンタルで加入しているミチェルの正式獲得を目指しているようです。
スーペルデポルテの報道によると、エルクレスはミチェルに対し、4年契約でのオファーを準備しているとの事。しかし、今回のレンタル契約に買い取りオプションはついていないため、エルクレスのセルヒオ・フェルナンデスSDはバレンシアの決断を待つ必要があります。
ミチェル自身も、アリカンテという地元から非常に近い環境で働けることに加え、ファン・カルロス・マンディア監督(彼もまたミチェルの才能に惚れ込んでいる人の一人です)からチームで与えられている役割にも満足しているとの事。子供の頃からの憧れであるバレンシアでのプレーが彼の第一希望である事に変わりはありませんが、もしこの愛するクラブに自分の居場所がないのであれば、再びエルクレスに戻り、1部であろうと2部であろうとこの青と白のクラブと共にキャリアを続けていく事を選ぶ可能性は非常に高いです。
ミチェルとバレンシアの契約は2013年までとなっているため、U-21代表経験もあるこの若いアタッカーをフリーで手放すのを防ぐためには、クラブは今夏ミチェルに対して何らかの決断をする必要があります。ただ、クラブは今回のレンタル移籍にオプションをつけなかった事からもわかるように、これまで2部リーグのチームにレンタルされてきた選手たちのようにミチェルを見捨ててはいません。ブラウリオも現在のミチェルの活躍を高く評価しており、今夏のチーム復帰は当確と言ってよいでしょう。ミチェルがバレンシアに残れるかどうかは、来季のバレンシアの監督次第となりそうです。
ミチェルは今季ここまで、リーグ戦34試合中、27試合に出場し、チームトップの9ゴールを挙げています。