パレホのインタビュー
昨日プレゼンテーションが行われたパレホのインタビュー。7/3に行なわれたものです。
──やあ、ダニ。今日は宜しく。
「こちらこそ」
──いろいろなリーグの試合を見てるんだってね。
「僕は"サッカーバカ"なんだ。プロになってからだけじゃなくて、とても小さい頃からすごく沢山の試合を見てきたよ」
──バレンシアの試合も見てたの?
「うん、よく見てた。ラニエリやクーペルが率いていた頃をよく覚えているよ。パリの試合はもちろん、ミラノでのCL決勝戦もよく覚えてるよ。ペジェグリーノが最後にPKを外しちゃったんだよね」
──ずいぶん前の事を覚えているんだね。
「僕が11歳か12歳の頃だったかな。バレンシアは偉大なチームだった。ひとりひとりがすごいだけじゃなくて、とても重要なブロックでの強さを持っていたよね。僕が好きだったのはメンディエタ、それとジュキッチ、ピオホ、コブラ・イリエ・・・あぁ、すごく沢山いる!(笑)」
──その中で一番お気に入りだった選手は?
「一番お気に入りだったのはピオホだ。重要な試合で何度もバルサをズタズタにしていたことに衝撃を受けたよ」
──サッカーをやってなかったら、何になってたと思う?
「(はっきりと)スポーツジャーナリストになっていたと思う」
──派手な生活と無縁に見えるけど、プライベートではどんな感じ?
「金遣いは荒くない方だと思う。皆の隣近所によくいるタイプじゃないかな。父のロレンソ、母のトニ、祖母のアナ、そして沢山の友達。彼らと一緒にいる事を楽しむ普通の人間だよ。時々プレイステーションもやるけど、モニターの前にひとりで何時間も居るより誰かと一緒に居る方がいいね」
──君は17歳でマドリーのCに昇格しプロ契約を結んだんだよね。
「うん。でもあの頃の事でひとつ失敗して、後悔してる事があるんだ。マドリーCに行くまで僕は学業をちゃんと続けていたんだけど、マドリーCの選手となってからは午前中は学校に行けなくなってしまった。その分、午後勉強すれば良かったんだけど、僕はすっかりサッカーの虜になってて、それをしなかったんだ。本当に失敗したよ・・・でもまだ勉強する時間を持てるわけだし、過去の分も学ばないとね」
──何を勉強したいの?
「いつか、英語を身につけたい。半年間、イングランドでプレーしてたんだけど、全くしゃべれなかった事で、だいぶ苦しんだんだ。基礎くらいは覚えたんだけど、結局練習の後もすぐに家に帰って両親と過ごすようになってしまった。忘れたい思い出だよ」
──イングランドに行ったのは失敗だったのかな?
「いや、イングランドでの経験も重要だったと思う。それもバレンシアでプレーするためのひとつのステップになってるはずだ」
──バレンシアではうまくやれそうかな?
「ここだったら、いつも一番最初に帰宅しちゃう人にはならなくて住むだろうからね(笑) 国産プレーヤーとして献身的に働いて、チームで成功を収めたいと思っているよ」