マタがクラブとの契約延長に合意したようです。契約期間については先日報道が出ていましたが、今回、条件面での報道も合わせて出ています。ラス・プロビンチャスとLoco4LosCheより。

新しい契約では2015年までの契約で、年俸も現状の80万ユーロから160万ユーロに倍増されるとの事。この金額はアルベルダ、ホアキン、ビセンテ、デル･オルノについで現在のチームで5番目の高給となります。

そして違約金は6000万ユーロに設定される模様。しかし、この新しい契約に「他のあらゆるクラブからマタに対してオファーが来た場合、マタ本人と代理人、クラブの3者でそのオファーについて話し合いの場を設けること」という文言が含まれる事になりました。通常、移籍交渉は両クラブ間で移籍金で合意した後、選手との条件面での交渉となりますが、この文言により、マタに興味があるクラブはマタ本人に直接アプローチする事ができます。

さらに「マタにオファーを出してきたクラブがマタに対して、新しい給与(160万ユーロ)よりも高い給与を提示し、マタがその移籍を望んだ場合、バレンシアがその額よりも高い給与を提示できなければ、マタの移籍を認める。しかもその移籍金をバレンシアは指定できない(例えそれが市場価格を下回るものであっても)」という驚くべき内容も記載されているそうです。

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ここからは個人的な意見。

さすがに「では給与170万ユーロ、移籍金30ユーロで」みたいな極端なオファーはバレンシアの利益を著しく損ねるため、認められる事はないでしょうが、2000万ユーロ(今夏のバルサからマタへのオファー額)以上の価値がある選手に対し、1000万ユーロ程度の額を提示されたら移籍を認めなければならないかもしれません。

この契約期間も違約金も何の意味もなさない一方的な条項、おそらく先日来、詰めていた条件面というのがおそらくこの最後の項なのではという気がします。そしてこの内容からわかるように、マタのお父さんはマタをバレンシアから出し、ステップアップさせたがっています。そして、これだけ一方的な条件をジョレンテ会長が黙って受け入れるとは思えません。そこから来夏のマタの移籍が既に合意されているのではないかと思えてきます。考えられる行き先は・・・バルセロナ。。

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